Jリーグ

個性的な見た目のJリーグマスコット6選。モチーフはカブ!?ツル!?

Jリーグマスコット「Jリーグキング」写真:Getty Images

Jリーグキング(Jリーグ)

唯一クラブではなく、Jリーグの公式マスコットキャラクターである「Jリーグキング」。サッカーボールのような頭部を持ち、頭には王冠が載った風貌は、名前をそのまま表している。2022年の総選挙では48位。

誕生は古く、1993年のJリーグオープニングマッチ。多くの人々の記憶に残っているヴェルディ川崎vs横浜マリノスの試合にて、この巨大な風船のような姿で登場。当初は名前が決まっておらず、「J-boy」や「サッカーキング」と呼ばれることが多かった。

その後Jリーグ百年構想のイメージキャラクター「Mr.ピッチ」の登場などによって2度姿を消したが、2015年頃から再び活動を再開し、現在の名前に。Jリーグマスコット総選挙だけでなく「ゆるキャラグランプリ」へも参加するなど、精力的に活動している。


愛媛FCマスコット「伊予柑太」写真:Getty Images

伊予柑太(愛媛FC)

Jリーグのマスコットの中で、最もいかつい表情をしているのが「伊予柑太」だろう。Jリーグサポーターにお馴染みの、愛媛県松山市出身の漫画家である能田達規氏によって、デザインは2004年に作られ、2006年に改名し現在の名前となった。

「オーレ君」「たま媛ちゃん」と共にニンジニアスタジアムを盛り上げている。3体とも愛媛県の特産品であるみかんを擬人化したキャラクターだが、伊予柑太だけ雰囲気がまるで異なっている。緑を基調としたGKユニフォームとGKグローブを身につけており、Jリーグマスコット総選挙にはオーレ君、たま媛ちゃんと交互に参戦。2022年、伊予柑太は49位。

さらに愛媛FCには、準マスコットとしてカエルをモチーフとした「一平くん」もおり、個性的なキャラクターが多い。


蹴っとばし小僧(藤枝MYFC)

見た目もさることながら、どのマスコットよりも個性的な名前を持つのが「蹴っとばし小僧」だ。藤枝MYFCが2015年11月に投票を行ないクラブの公式マスコットに決定したのは、フェニックスをモチーフとし、尻尾には藤の花を持つ見た目のキャラクター。

「フェニックス(仮)」という名前の時期が続いていたが、2018年3月に現在の名前が発表され、藤枝MYFCのサポーターだけでなくJリーグを愛する者たちの度肝を抜いた。

マスコット総選挙では順位がふるわず2022年は53位。しかし可愛さに特化したマスコットが多い中で強い個性を持っている蹴っとばし小僧は、不死鳥らしく諦めることなくじわじわと人気を高めそうだ。

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名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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