松本山雅退団セルジーニョの新天地決定！選手登録最終日での“駆け込み”移籍に

　ブラジル人MFセルジーニョ（24）は昨季終了後に松本山雅を退団したが、今月25日になってようやく新天地が正式決定している。

　セルジーニョは2017年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）のセアラーSCから松本山雅へ完全移籍。攻撃陣の中心選手として来日1年目から活躍し、2018年にはJ1リーグ昇格に大きく貢献。2019シーズンはJ1リーグ初挑戦で17試合の出場に終わったものの、2020シーズンはJ2リーグ33試合に出場し9ゴール4アシストをあげていた。

　同選手は一度松本山雅を退団して、Kリーグ1（韓国1部）の大邱FCに加入。しかし、韓国では生活面で不安を抱えたことにより加入から4か月後の昨年6月19日に退団。そして7月末に松本山雅へ復帰すると、昨季は負傷離脱の時期があったものの14試合で出場。J2残留にむけて懸命のプレーを見せていたが、J3降格という結果に終わったこともあり、昨季終了後に退団が正式決定していた。

　そんなセルジーニョはしばらく無所属状態となっていたが、25日になってカンピオナート・ブラジレイロ・セリエC（ブラジル3部）のパイサンドゥSCへ加入することが正式決定。パイサンドゥSCはカンピオナート・パラエンセ（ブラジル・パラー州選手権）でグループステージ8試合中7試合を消化。5勝2分として準々決勝進出を決めていたが、カンピオナート・パラエンセの追加選手登録最終日になって急きょ同選手の獲得に踏み切っている。

　クラブの発表によると、セルジーニョは今月28日にもチームに合流する予定であるとのこと。来月2日開催予定のコパ・ド・ブラジル（ブラジル国内カップ戦）1回戦・トレンSD戦でメンバー入りする可能性があるようだ。