Jリーグ 湘南ベルマーレ

湘南ウェリントン「間違いなくJリーグで…」去就の決断にも言及

ウェリントン 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの湘南ベルマーレに所属するブラジル人FWウェリントン(33)は、数年間にわたり日本でプレーしていることに対して満足しているようだ。22日、ブラジルメディア『terra』が伝えている。

 同選手はブンデスリーガ(ドイツ1部)のTSG1899ホッフェンハイムやフォルトゥナ・デュッセルドルフ、エールディビジ(オランダ1部)のFCトゥウェンテでプレーした経験を持っている。また、2013シーズン途中に湘南ベルマーレに加入すると、翌2014シーズンにJ2リーグで20ゴールをマーク。その後はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のポンチ・プレッタ、アビスパ福岡、ヴィッセル神戸、ボタフォゴSPをへて、2020年12月に湘南ベルマーレに復帰。2021シーズンはJ1リーグで26試合に出場して6ゴールをマークし、クラブのJ1残留に大きく貢献している。

 そんなウェリントンは先月16日に湘南ベルマーレとの契約更新が正式決定。年明けに来日すると、隔離期間をへて今月16日からチームへ合流している。ブラジル国外での10シーズン目を迎える中、ウェリントンは母国メディアのインタビューに応じると「かなり若い時に初めて極端に寒い国、文化の違う国に行ったんだけど、結局(異国の環境に)慣れた。ただ、間違いなく日本で自分自身の能力を知ったね」

 「ここでとても満足しているし、ひとりのアスリートとしても成長することができた。自分が下した決断によって今の自分があるから、後悔していないさ。この9年間で達成したことすべてをとても誇りに思っているよ」とJリーグで過ごしている時間に対する満足感をあらわにしている。

 また、チーム全体の現状について聞かれると「僕たちはつねに失敗から学ばなければならない。(J2に)降格するリスクが大きかったけど、なんとか僕たちの努力でJ1に残留することができた。より良いシーズンを過ごすためにも、今は何を修正し、何を改善すべきか分析する時だね」と語った。

 なお、ウェリントンは昨年10月16日に行われたJ1リーグ第32節・サガン鳥栖戦でJリーグ通算200試合出場を達成している。Jリーグの舞台で実績を積み重ねている同選手が2022シーズンにどのようなパフォーマンスを見せるのか注目が集まる。