Jリーグ アルビレックス新潟

新潟トーマス・デン、元千葉ゲリアに連絡していた!「僕にJ2が良いリーグだと…」

アルビレックス新潟のバックスタンド 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのアルビレックス新潟へ加入したオーストラリア代表DFトーマス・デン(24)が、新天地で迎える2022シーズンやFIFAワールドカップ・カタール大会にむけた意気込みを語った。20日、オーストラリアメディア『OPTUS SPORT』が伝えている。

 トーマス・デンは2020年1月にAリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・ビクトリーから浦和レッズへ完全移籍。2020シーズンはJ1リーグで19試合に出場したものの、シーズン終盤に負傷。2021シーズンもグロインペイン症候群(股関節痛)に悩まされると、リーグ戦で2試合、YBCルヴァンカップで3試合の出場にとどまり、昨年11月24日に退団が決定。本人はオーストラリアメディアのインタビューでJリーグでのプレー続行を望んでいることを明かしていたが、アルビレックス新潟が今月5日に同選手の獲得を公式発表している。

 そんなトーマス・デンは『OPTUS SPORT』の取材で「かつてのチームメイトや、ジェイソン・ゲリアをはじめJ2クラブでプレーしたことのある知り合いと話したよ。彼らはJ2は良いリーグだし、素晴らしい移籍だと言ってくれたね」とコメント。アルビレックス新潟への移籍後、2018年から3シーズンにわたりジェフユナイテッド市原・千葉でプレーしていた元オーストラリア代表DFジェイソン・ゲリア(28)らと連絡をとったことを明かしている。

 そして、2022シーズンにかける思いを聞かれると「J1からJ2へ移っても、リーグのクオリティはそこまで変わらないと思う。僕にとって一番大事なのは、毎週しっかりとプレーしながらレギュラーをつかんで、オーストラリア代表候補になることなのさ」と語った。

 なお、トーマス・デンは昨年にU24オーストラリア代表のキャプテンとして東京五輪男子サッカー競技でプレー。ただ、A代表では2018年10月15日開催の国際親善試合・クウェート戦でプレーしたのみであり、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア予選でのプレー経験はない。カタールW杯メンバー選出にむけて、まずはJ2リーグの舞台で本来のパフォーマンスを取り戻したいところだ。