
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)へ降格したスポルチ・レシフェにブラジル人FWミカエル(22)の獲得オファーを提示したが、却下された。しかし、獲得の可能性が完全に消滅したわけではないようだ。24日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
同選手はスポルチ・レシフェの下部組織在籍時に2度レンタル移籍した後、昨年10月にトップチームへ昇格。昨季はリーグ戦で14試合に出場しているほか、トップチームのデビュー戦でゴール。そして今季はリーグ戦で22試合に先発出場したほか、先月には5試合でスタメン抜てきされると、4ゴール1アシストをマークしていた。
しかし、スポルチは先月28日開催の第35節・サンパウロ戦で敗れたことにより、2部降格が決定。ブラジルの複数メディアは、ミカエルをはじめ複数選手の引き留めが難しいと伝えている。
そんなミカエルの去就を巡っては、代理人は今年10月に日本と欧州のクラブからコンタクトがあったことや、すでに複数クラブのスカウト陣が公式戦の視察に訪れていることを明かしていた。くわえて、ブラジルメディア『BOLA VIP』は先月中旬、ポルトガルやアメリカ、それに韓国のクラブがミカエルの獲得を試みたものの失敗したと報じている。
また、今月に入ってカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアメリカ・ミネイロがミカエルの代理人にコンタクトをとっているほか、セアラーSCからの関心も伝えられている。
その中、清水エスパルスは「移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って50%の保有権を取得する」という条件でミカエル獲得のオファーを提示していた模様。しかし、スポルチ・レシフェは「400万ユーロ(約5億2000万円)を受け取って80%の保有権を売却する」という条件でオファーを受け入れることを発表。清水エスパルスはスポルチ・レシフェの要求額が高額であると判断し、争奪戦から撤退したと伝えられていた。
スポルチ・レシフェの幹部は『グローボ』のインタビューに応じると「日本からオファーが届いたが、我々が求めているものにはフィットしなかった」と、具体的なクラブ名こそ明かさなかったものの、Jリーグクラブからのオファーを拒否したことを認めた。
ただ、ミカエル退団の可能性については「ご存知の通り、スポルチには資金が必要だ。サッカーの世界では、移籍金が収入源のひとつである。それにミカエルのように若くして活躍していれば、当然(移籍の)チャンスは生まれる」とコメント。『グローボ』は「スポルチは交渉の扉を閉じていない」と主張している。
なお、ミカエルはスポルチとの契約を2023年12月まで残しているほか、1000万ユーロ(約13億3000万円)の解除条項が盛り込まれていると伝えられている。今季限りでの退団が既定路線となっている中、今後もブラジル国内外の複数クラブにより争奪戦が続くものとみられる。
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