明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでヘッドコーチ(HC)を務めていたジョン・ハッチンソン氏は今月10日、アメリカ2部に所属するエルパソ・ロコモティブFCの監督に就任した。
オーストラリア人のハッチンソン氏は、今年1月に横浜F・マリノスに招へいされると、アンジェ・ポステコグルー前監督の右腕としてチームの上位躍進に大きく貢献。ポステコグルー監督はスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックの指揮官に就任したため、今年6月にチームを離れたが、松永英機暫定監督やケヴィン・マスカット現監督のもとでも引き続きチームを支えてきたが、先月30日に今季限りでの退団が正式決定。最終節・川崎フロンターレ前にチームを離れると、今月3日にオーストラリアへ帰国していた。
その中、USLチャンピオンシップ(アメリカ2部相当)のエルパソ・ロコモティブFCは10日、ハッチンソン氏を監督兼テクニカルディレクターとして招へいしたことを公式発表。同氏はクラブ公式サイトを通じて「ロコモティブの監督に就任することができ、とても嬉しい。オーナーが私に信頼を寄せてくれていることに本当に感謝している。このクラブに関わる誰もが勝利、そして優勝を望んでいることは理解しているし、私も同じ気持ちだ」と感謝の気持ちと来シーズンに向けても意気込みを語った。
エルパソ・ロコモティブFCはテキサス州のエルパソに本拠地を構えており、2019シーズンからUSLチャンピオンシップに参戦。昨季はUSLチャンピオンシップ西地区で18勝10分4敗で勝ち点64を獲得したものの、3ポイント差でタイトル獲得を逃している。
なお、ハッチンソン氏の妻は横浜F・マリノス退団直後に「シアトルを去ったのは、アンジェ(・ポステコグルー)と仕事をするという素晴らしいチャンスがあったためだった。そのアンジェはセルティックで仕事をするという素晴らしいチャンスが巡って来たから、マリノスを離れた。(ケヴィン・)マスカットはマリノスの監督として、J1リーグを2位で終えてACL出場権をつかんだ。これまで最も多く勝ち点をつかんだし、最も多くの勝利を収めた。なのに、マスカットはジョンをクビにしたんだ!」と投稿。同氏がマスカット監督から“クビ宣告”を受けていたことを明らかにしていた。
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