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元ユベントスMFコスタが古巣退団へ加速か!ブラジル1部首位からのオファーにくわえて…

ドウグラス・コスタ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のグレミオに復帰しているブラジル代表MFドウグラス・コスタ(31)は、今季限りでグレミオを退団する可能性が高まっているようだ。29日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。

 ドウグラス・コスタは今年5月下旬にユベントスからグレミオへ1年レンタルにより加入。6月中旬のカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第4節・スポルチ・レシフェ戦で古巣での復帰初戦を飾ると、今季はここまでリーグ戦で24試合に出場している。ただ、チームはECバイーア、ECジュベントゥージ、スポルチ・レシフェなどとの残留争いを繰り広げる中、今月27日に行われたバイーアとの直接対決で1-3と敗戦。残り3試合となる中、1部残留圏内の16位バイーアとの勝ち点差が「4」に広がっている。

 『TORCEDORES』の報道によると、ドウグラス・コスタ本人がグレミオ残留を望んでいるものの、グレミオはセリエB(ブラジル2部)へ降格となった場合には退団の可能性が高まるとのこと。同選手は基本給として1カ月あたり80万レアル(約1600万円)を受け取っており、ボーナスを含めると最大で150万レアル(約3100万円)になっているが、クラブからの減俸を受け入れるかどうか不明であるという。

 また、ドウグラス・コスタにはメジャーリーグサッカー(MLS)の3クラブからの関心が伝えられていたが、今月下旬になってアトレチコ・ミネイロがオファーを提示した模様。アトレチコ・ミネイロはブラジル代表FWフッキ(35)や元スペイン代表FWジエゴ・コスタ(33)を擁する中、リーグ戦35試合を終えて勝ち点「78」を獲得。1試合消化の少ない2位CRフラメンゴに11ポイント差をつけており、優勝目前に迫っている。

 なお、ドウグラス・コスタはグレミオでプロキャリアをスタートさせると、2010年1月にシャフタール・ドネツクへ完全移籍。その後はバイエルンやユベントスでブンデスリーガやセリエAなど複数のタイトルを獲得している。ただ、同選手は度重なる負傷離脱に悩まされると、昨夏に1年レンタルでバイエルンに復帰。バイエルンでもコンディション調整に苦しむと、昨季終了後にレンタル期間満了に伴いバイエルンを退団するとともに、ユベントスからグレミオへ放出されていた。また、同選手とユベントスの契約は来年6月で満了を迎える。