
明治安田生命J1リーグのガンバ大阪に所属する韓国代表DFキム・ヨングォン(31)は、Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代への移籍ですでに合意に達しているようだ。18日、韓国メディア『スポーツソウル』が伝えている。
キム・ヨングォンの去就を巡っては、今季終了後に契約満了を迎える中、ガンバ大阪が契約延長の打診を行ったとのこと。しかし、『聯合ニュース』は蔚山現代を率いるホン・ミョンボ監督が同選手に対してコンタクトをとっているほか、選手サイドと蔚山現代首脳陣の交渉は最終段階に入っていると今月中旬に報じていた。
蔚山現代が選手サイドに提示した条件について、韓国メディア『フットボリスト』は年俸額でガンバ大阪よりも低いものの、15億ウォン(約1億4500万円)近くとKリーグ史上最高額を更新する可能性があるほか、複数年契約であると伝えていた。
その中、『スポーツソウル』の報道によると、両者は4年契約の締結によりすでに合意に達しているとのこと。ただ、ガンバ大阪と蔚山現代両クラブが今シーズンをまだ終えていないこともあり、正式発表は来月に行われるものとみられる。
また、キム・ヨングォンが蔚山現代移籍を決断した理由として、2012年のロンドン五輪や2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会でともに仕事をしたホン・ミョンボ監督が現在蔚山現代を率いていることが大きく関係しているようだ。
なお、キム・ヨングォンはFC東京、大宮アルディージャに在籍した後、2012年7月に中国スーパーリーグの広州恒大(広州FC)へ加入。広州恒大では、5度にわたるリーグ制覇や2度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を成し遂げた。そして、2019年1月にガンバ大阪へ加入すると、昨季まで守備陣の主力として活躍。今季は7月中旬開催のJ1リーグ第21節・アビスパ福岡戦以降は再びリーグ戦でレギュラーを張っていたが、先月下旬から負傷により戦列を離れている。
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