柏レイソルでプレーした過去をもつケニア代表FWマイケル・オルンガ(27)は11日、FIFAワールドカップ・カタール大会アフリカ2次予選・グループリーグ第5節・ウガンダ戦でゴールを決めた。しかし、ケニア代表はゴールキーパーの軽率なプレーで勝利から見放された。
オルンガは敵地でのウガンダ戦で先発出場すると前半24分、相手DFの背後を目がけたスルーパスに反応。ペナルティエリア内からダイレクトでシュートを放つものの、相手GKのセーブに阻まれる。しかし、0-0で迎えた61分、中央やや右サイド寄りの位置からのフリーキックにファーサイドから飛び込むと、打点の高いヘディングシュートでゴールネットを揺らす。
オルンガのゴールで先制したケニア代表だったが、89分に思わぬ形で同点に追いつかれる。時間稼ぎをするためにGKブライアン・ブイレ(21)がゴール前でFWファハド・バヨ(23)の動きを見ながらボールをキャッチするタイミングを図っていた。しかし、ブイレはバヨの思ったより素早いプレスに対応できず、ゴール前でキャッチしきれず、そのままゴールマウスに押し込まれたのだ。
この思わぬミスで同点に追いつかれたケニア代表は、後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪えず、1-1と勝ち点2を落とす結果に終わった。また、サガン鳥栖に所属するFWイスマエル・ドゥンガ(28)はベンチ入りしたものの、出番は訪れなかった。
なお、ケニア代表は4か国によるグループステージ方式のカタールW杯アフリカ2次予選で、マリ、ウガンダ、ルワンダと同居。グループ首位チームのみがW杯アフリカ最終予選に進むという条件の中、グループステージ第4節終了時点で首位マリの勝ち点差が「8」まで広がっていることから、すでに2次予選での敗退が決まっている。
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