明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡に所属するスウェーデン人DFエミル・サロモンソン(32)は素晴らしい性格の持ち主であり、多くのサポーターから絶大な支持を得ている。その中、今月5日のインスタグラムの投稿が反響を呼んでいる。
サロモンソンは昨季J2リーグで39試合に出場してJ1リーグ昇格に貢献。そして今季もここまでリーグ戦28試合でスタメンに名を連ねるなど、右サイドバックのレギュラーとしてチームの躍進・J1リーグ残留に大きく貢献している。
そんなサロモンソンは自身のインスタグラムアカウントに沖縄県営平和祈念公園やひめゆりの塔などの写真を投稿して、沖縄戦の慰霊施設を訪問したことを報告。「日本に来てからずっと沖縄に行きたいと思っていたけど、2週間前にようやくその機会を得ることができたよ。知らない人がいるかもしれないけど、沖縄は第二次世界大戦で大きな被害を受けた場所だ」
「20万人以上が亡くなったと推定されていて、その半数近くが民間人だ。僕は地元の人々、特にひめゆり学徒隊の勇敢さについて多くのことを学んだ。彼らの犠牲が決して無駄になりませんように。平和のためにみんなで頑張ろう」とコメントを残している。
これには、アビスパ福岡サポーターやJリーグファンから「伝えてくれてありがとう」、「日本に来てくれて本当に良かった」、「尊敬しているよ」などとサロモンソンに対する感謝の言葉が数多く寄せられている。
なお、サロモンソンはJ1リーグ第34節・大分トリニータ戦で主審を務めた家本政明氏に対して、労いのメッセージを送っている。思いやりの気持ちを持っているサロモンソンだが、第二次世界大戦時の日本の歴史を学んだことにより、様々な感情が入り交わっているかもしれない。
コメントランキング