
日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックは4日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節・フェレンツバーロシュ戦に臨む。アンジェ・ポステコグルー監督は、この一戦の前日記者会見において古橋亨梧の起用法について説明を行った。3日、英紙『デイリー・レコード』など複数メディアが伝えている。
古橋亨梧は今夏に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。7月31日に行われた今季のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)開幕節・ハーツ戦でデビューすると、今季ここまで公式戦14試合に先発出場して10ゴールをマーク。すでに前線に必要不可欠な戦力として、ポステコグルー監督から信頼を寄せられている。
ただ、先月29日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第12節・リビングストン戦で、ポステコグルー監督は古橋亨梧をベンチに置き、今季新加入のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(26)を3トップの中央で先発起用。指揮官は古橋亨梧を後半途中からピッチに送り出したものの、強固な守備ブロックを敷く相手からゴールを奪えず、0-0のドローに終わっている。
リビングストン戦で古橋亨梧を先発起用しなかったことに対しては、セルティックサポーターや識者から批判の声が上がっているほか、過密日程においてターンオーバーを採用するだけの戦力が整っていないという意見もポステコグルー監督に寄せられている。
しかし、指揮官は「ターンオーバーは必要だ。今シーズンはすでにキョウゴとカラム・マグレガーを(負傷離脱で)失う時期があった。キョウゴについては、すでに日本でシーズンの4分の3(の試合数)を戦っているので、(起用には)本当に慎重になる必要がある。それに彼はすでに代表戦で負傷している」と説明。
その上で「キョウゴのフル出場をサポーターが望んでいることを理解しているし、彼は出場するたびに素晴らしい活躍をしている。だが、まだ11月で今シーズンの序盤にすぎない。それに彼が来年5月まで毎試合出場して、トップレベルのパフォーマンスを維持することを期待するのは難しいので注意しなければならない」と語った。
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