セルティックは今夏の移籍ウィンドウで日本代表FW古橋亨梧(26)のみならず、元イングランド代表GKジョー・ハート(34)も獲得している。そのハートは正守護神を務める中、メディアからの質問に対する回答が素晴らしいことで話題を呼んでいるようだ。22日、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』が伝えている。
ハートは今年8月上旬にトッテナム・ホットスパーからセルティックへ完全移籍すると、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第2節・ダンディー・ユナイテッド戦から公式戦全試合でフル出場。今月19日開催のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・フェレンツバーロシュ戦でもゴールマウスを守り、無失点での勝利に大きく貢献している。
そんなハートは、セルティックのライバルであるレンジャーズが首位に立っていることや、レンジャーズとのタイトル争いについて質問を受けると、「自分に集中すること。自分でコントロールできることに集中すること。自分がやろうとしていること、達成しようとしていることに、他のことが入り込まないようにすること。こうしたことが長い間にわたる明確なメッセージだと僕は思っている。自分が影響を与えられることはそこまで多くはない。だからこそ、こうしたことにエネルギーを集中させるのさ」
「(レンジャーズとのライバル意識を)断ち切ることはできないと思う。周りに対して十分に気を配らなければならないし、意識するのは悪いことではないと思う。だけど、自分の能力やエネルギーをすべて使って何かをするという意味では、自分に集中するしかないね」
「他の試合を意識することは悪いことではないけど、自分たちが観戦しているかどうかに関係なく、(他クラブの試合結果は)重要でないということを常に頭に入れておく必要がある。他の人たちは自分たちのやるべきことをやるのだから、自分は(目の前の試合における)対戦相手のことだけ考えなければならない」と答えている。
これには、『67 Hail Hail』が「ハートの言うことは正しい。自分自身とチームメイトに求めることを見事に表現している」と絶賛。くわえて「セルティックの多くのスター選手にとって、タイトルを争う経験は初めてのことだ。キョウゴやリエル・アバダ、デイビッド・ターンブルなどは、これまでリーグタイトルを獲得したことがない。だからこそ、ハート、カラム・マグレガー、トム・ロギッチ、ジェームズ・フォレストなどのリーダーが先頭に立って、必要なメンタリティを作り上げることが重要だ」と評している。
マンチェスター・シティで2度のプレミアリーグ制覇を成し遂げた実績を持つハートは、すでにアンジェ・ポステコグルー監督から絶大な信頼を寄せられている。リーグタイトル奪還を目指す中、同選手は精神的支柱として、勝者のメンタリティをチームに植え付けることが求められる。
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