フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧(23)は、中盤センターでレギュラーを掴んでいるが、ドイツメディア『RP Online』は同選手のパフォーマンスに対して厳しい評価を下しているようだ。
田中碧は、今年6月下旬に明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレからデュッセルドルフへ買い取りオプション付きの1年レンタルにより加入。U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場した後、先月24日の21日に行われた2.ブンデスリーガ第4節・ホルシュタイン・キール戦でデビュー。そして28日開催の第5節・シャルケ戦から4試合つづけて先発出場している。
その中、デュッセルドルフを率いるクリスチャン・プロイサー監督は2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第9節・パダーボルン戦の前日記者会見で、今季ここまでのチーム全体のパフォーマンスが不安定であることを懸念材料にあげている。
これに関連して、『RP Online』は田中碧がチーム内で与えられた役割を完全には果たしていないと指摘。その理由として、日本とドイツの環境やサッカーのスタイルが大きく異なることをあげている。くわえて、デュッセルドルフが田中碧本人に対して、日本代表招集の拒否を要求することができなかったと主張しており、チームメイトとの連携を深める時間が確保できない点でマイナス材料になると主張している。
なお、日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選で8日にサウジアラビアと対戦した後、12日に埼玉スタジアム2002にオーストラリアを迎え撃つ。そのため、田中碧は16日に控える第10節・ハンブルガーSV戦で先発メンバーから外れる可能性があると『RP Online』は伝えている。
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