日本代表MF中島翔哉(27)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトからポルティモネンセへレンタルにより再加入しているが、17日に控える日本代表MF守田英正(26)を擁するCDサンタ・クララとの直接対決も欠場するが確実となっているようだ。16日、ポルトガル『MAIS FUTEBOL』など複数メディアが報じている。
中島翔哉は今年1月にポルトからアル・アインへ4000万ユーロ(約52億円)による買い取りオプションが付帯された半年レンタルで移籍。加入後は公式戦2試合に出場していたが、今年2月下旬の全体トレーニングで脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負っていた。また、アル・アインが再レンタル料を300万ユーロ(約3億9000万円)から100万ユーロ(約1億3000万円)、年俸を300万ユーロから200万ユーロ(約2億6000万円)へ引き下げてオファーを提示したが、ポルトがこれを拒否。これにより、同選手は一時的にポルトへ復帰していた。
中島翔哉本人はしばらく日本国内でリハビリに励んでいたが、自身の将来についてポルト首脳陣と話し合いを行うため、先月にポルトガルへ再入国。Jリーグクラブやスペイン、イタリア国内のクラブから関心が伝えられる中、先月25日になってポルティモネンセへ1年レンタルにより加入することが公式発表されていた。
中島翔哉のコンディションについては、先月下旬時点で個別トレーニングを行っているとポルトガル紙『レコルド』が伝えていた。ただ、同選手はポルティモネンセ加入後、ここまで公式戦で一度もメンバー入りをしていない。
その中、ポルティモネンセのパウロ・セルジオ監督はプリメイラリーガ第6節・CDサンタ・クララ戦の前日記者会見において中島翔哉の状況を問われると「彼はまだチームメイトと一緒にトレーニングをしていない。(今年2月の)怪我の程度が深刻だったので、メディカルスタッフとともにリカバリーに努めているところだ」と早期復帰に慎重であることを明かした。
なお、ポルティモネンセは今夏の移籍ウィンドウで、中島翔哉の他に明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーしていたFW川崎修平(20)を完全移籍で獲得しているほか、浦和レッズでプレーした過去をもつブラジル人MFエヴェルトン(28)もポルトと契約解除となった後に3年契約を締結している。
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