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「アドゥと比べて…」オナイウ阿道の加入効果に同僚FWが持論展開!

オナイウ阿道 写真提供: Gettyimages

 トゥールーズに所属するFWオナイウ阿道(25)は、前線の主力としてすでに3ゴールをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮している。チームの快進撃の原動力となっている同選手は、昨夏からトゥールーズに在籍するFWリース・ヒーリー(26)からの信頼をつかんでいるようだ。16日、クラブ公式サイトがヒーリーのコメントを伝えている。

 オナイウ阿道は明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍すると、7月24日に行われたリーグ・ドゥ(フランス2部)開幕節・ACアジャクシオ戦でデビュー。第2節・ナンシー戦から全試合で先発出場。先月28日に開催された第6節・バランシエンヌ戦で前半アディショナルタイムに先制ゴールをマークすると、今月12日に行われたル・アーブル戦でもコーナキックからのヘディングシュートで先制ゴールをあげていた。

 このオナイウ阿道の活躍もあり、トゥールーズは第7節終了時点で5勝2分と無敗を維持。勝ち点17を獲得して首位に立っている。その中、前線の主力に定着しているヒーリーは「アドゥはとても良い選手だね。我々(攻撃陣)は様々なクオリティを兼ね備えている。それによって相手ディフェンダーのタスクは、(他クラブとの試合よりも)我々と対戦する時ははるかに難しくなっているよ」とオナイウ阿道とのプレーに手応えを掴んでいることを明かしている。

 そしてプレー面でオナイウ阿道と異なる点を質問されると「例えば、アドゥは前線の様々なエリアでプレーするけど、(彼と比較して)僕にはよりセンターフォワードとしての特徴がある」とコメント。オナイウ阿道が前線の複数ポジションをこなすことによって強力な攻撃陣が形成されているという見解を示した。

 なお、オナイウ阿道はル・アーブル戦までセンターフォワードや左ウイングのポジションで起用されていた。ただ、18日に控える第8節・グルノーブル戦ではヒーリーが累積警告による出場停止処分を終えて復帰することもあり、右ウイングのポジションで出場する可能性が伝えられている。