スコットランド1部の強豪セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は、7日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦で負傷退場した。かつてイングランド代表やトッテナム・ホットスパーなどでゴールマウスを守った経験をもつポール・ロビンソン氏は、同選手の負傷がチーム内に与える影響について語った。9日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
古橋亨梧は今月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われたオマーン戦で、後半開始からウニオン・ベルリンのMF原口元気(30)にかわって左サイドで途中出場すると、カタールの首都ドーハで中立開催された中国戦では、左サイドで先発出場。しかし、同選手は右ひざを痛めると、後半開始早々の50分に原口元気との交代でピッチを後にしていた。
セルティックはインターナショナルマッチウィーク明けの11日にスコティッシュ・プレミアシップ第5節・ロス・カウンティ戦に臨むほか、17日にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節・レアル・ベティス戦を控えている。古橋亨梧の負傷の程度については現時点で公式発表されていないものの、ロス・カウンティ戦を欠場する可能性があるという。
その中、ロビンソン氏は『フットボール・インサイダー』の取材に対して「(古橋亨梧が離脱するとなれば、)セルティックにとって大打撃だ。今シーズンはまだ始まったばかりだが、彼はすでにインパクトを与えていたし、(チーム内で)最も優れた選手のひとりだ。彼のような選手を負傷により失う場合、特にクラブの公式戦でプレーしていない時にそうなると、クラブにとって大打撃だ」
「セルティックは好スタートを切っていたし、個人的にも彼のプレーに対して本当に感激していた。ここまでクラブの結果の大半を彼(のプレーや結果)が占めている。代表戦でチームを離れている時というのは、クラブの人間からすると不満を抱えることになる。代表クラスの選手を買う場合、(インターナショナルマッチウィーク中の)負傷により不利益を被るというリスクを抱えることになる」とコメント。古橋亨梧の離脱が、チームの結果に影響を与える可能性を指摘している。
なお、古橋亨梧は今夏に明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。7月31日に行われた2021/22シーズンのスコティッシュ・プレミアシップ開幕節・ハーツ戦でデビューすると、先月5日のEL予選3回戦1stレグのヤブロネツ戦で移籍後初先発で初ゴールをマーク。さらに先月8日の第2節・ダンディー・ユナイテッド戦ではハットトリックを達成するなど、すでに前線の主力に定着している。
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