バルセロナは先月31日にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(30)のアトレティコ・マドリード復帰を公式発表しているが、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はアトレティコによる同選手の買い取り義務が発生する条件を明かした。6日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』など複数メディアが報じている。
グリーズマンの去就を巡っては、スペイン国内の移籍市場最終日にバルセロナとアトレティコが4000万ユーロ(約52億円)の買い取り義務、1年のレンタル期間延長オプションが付いた1年レンタルにより合意。同選手のアトレティコ復帰が正式決定している。
また、スペイン・カタルーニャの地元メディア『Catalunya Radio』の報道によると、グリーズマンがバルセロナに復帰しない限り、バルセロナは同選手の給与を負担することはないとのこと。くわえて、アトレティコからすでに移籍金として1000万ユーロ(約13億3000万円)が支払われていることや、出場試合数次第では買い取り義務が発生しない可能性があることを伝えていた。
その中、ラポルタ会長はグリーズマンを巡るアトレティコとの取引に関して、4000万ユーロ(約52億円)の買い取り義務はアトレティコにおける全試合の50%以上で出場した場合に発生するものであることを明言。くわえて、同選手の放出理由として、ロナルド・クーマン監督の採用するシステムにマッチしなかったことを挙げている。
なお、バルセロナは2019年夏にアトレティコからグリーズマンを獲得した際、選手サイドと基本給のみで5年総額9500万ユーロ(約123億円)という破格の契約を結んでいたことがスペイン紙『スポルト』の報道で明らかになっている。
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