VfBシュツットガルトに所属する日本代表MF遠藤航(28)は、今季からキャプテンを任せられているが、ドイツ紙『ビルト』が5日、同選手のパフォーマンスに対する批判を展開している。
遠藤航は昨季ブンデスリーガで33試合に先発出場。中盤センターでの安定したプレーには定評があり、ペルグリノ・マタラッツォ監督やチームメイトから信頼を寄せられると、今季からキャプテンを務めることが決まっている。また、同選手はU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に臨むと、3位決定戦・メキシコ戦までの全6試合で先発出場を果たしていた。
ただ、VfBシュツットガルトは今季、開幕節のグロイター・フュルト戦では5-1と勝利したものの、第2節・RBライプツィヒ戦では0-4と大敗。そしてインターナショナルマッチウィーク直前の先月28日に行われた第3節・フライブルク戦でも2-3と敗戦。遠藤航はこの3試合でいずれもキャプテンマークを巻いてフル出場していた。
その中、『ビルト』は「VfBの心臓が歩調を乱している」という見出しで、主将を務める遠藤航のパフォーマンスを批判。東京五輪を戦ったことによる過密日程が原因で、ピッチ上で存在感を発揮できていないと主張している。また、マタラッツォ監督はフライブルク戦で前半開始早々での失点シーンにおける同選手のプレーに不満を抱えていることを試合後のメディアインタビューで明かしている。
先月下旬のメディアインタビューで「僕としては、ブンデスリーガ王者だった頃の位置にチームを導きたいという思いが強いですね。シュツットガルトでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場したいです」とクラブを上位に導く覚悟を示していた遠藤航としては、いち早く巻き返しを図りたいところだ。
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