Jリーグ 浦和レッズ

「有言実行。すげー男だ」槙野智章のルヴァン杯川崎戦決勝弾に同僚も感激!

槙野智章 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、6日に行われたYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝2ndレグの川崎フロンターレ戦で終了間際での元日本代表DF槙野智章(34)の同点弾により、ベスト4入りを決めている。その槙野智章と同僚のDF宇賀神友弥(33)が試合後、劇的ゴールが生まれるまでの過程を明かした。

 浦和レッズは今月1日に浦和駒場スタジアムで開催された川崎フロンターレ戦を1-1で終了。槙野智章はこの試合で後半開始から元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(28)とかわって出場していた。その槙野智章は5日に等々力陸上競技場で行われた2ndレグでもベンチスタートとなっていたが、リカルド・ロドリゲス監督からはビハインドの試合展開になった場合にフォワードとして起用することを伝えられていたという。

 浦和レッズは前半8分にMF江坂任(29)のゴールで先行したものの、その後は追加点を奪えず、83分までに3点を奪われる苦しい展開に直面する。しかし、87分に元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)のゴールで1点差に詰め寄ると、リカルド・ロドリゲス監督は後半アディショナルタイムの90+2分に槙野智章を投入。そして、同選手は90+4分にコーナーキックのチャンスでGK鄭成龍(36)のはじいたボールを押し込み、同点ゴールをマーク。浦和レッズが2ndレグを3-3のドローで終え、アウェイゴール差で準決勝進出を決めた。

 この一戦で80分までピッチに立っていた宇賀神友弥は試合後、値千金のゴールを決めた槙野智章について「練習が終わったあと誰よりもシュート練習してる男、槙野。FWで使ってもらったら絶対結果残してみせる‼︎ といつも言ってる男、槙野。有言実行。すげー男だ。槙野智章。This is football!!」と自身のSNSアカウントを通じてコメントを残している。

 これに対して、槙野智章は「いつも俺のシュート練習に付き合ってくれる宇賀神。いつも俺のFWに期待してくれる宇賀神。俺が決めたら1番に喜びに来てくれた宇賀神。ありがとうさん」とチームメイトに対して感謝のメッセージを送っている。また、浦和レッズのサポーターからは、槙野智章を祝福するコメントが多数寄せられている。

 昨季J1リーグ覇者の川崎フロンターレを相手に、83分の時点で1-3と絶望的な状況から地力を見せつけた浦和レッズ。準決勝では、ガンバ大阪との大阪ダービーを制したセレッソ大阪と対戦することが決まっている。