フィオレンティーナを昨季終了後に退団した元フランス代表FWフランク・リベリー(38)は、今季セリエA昇格組であるサレルニターナへ加入することがほぼ確実になったようだ。4日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。
リベリーは2019年夏にバイエルン・ミュンヘンを退団し、フリートランスファーによりフィオレンティーナへ加入。セリエA初挑戦となった昨季には足首の負傷により長期離脱を強いられていたが、2020/21シーズンはリーグ戦28試合で先発出場していた。
一方、フィオレンティーナは昨季終了後にナポリ前指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾを招へい。リベリーはガットゥーゾ氏から残留要請を受けていた。しかし、補強方針を巡って同氏とクラブ首脳陣が対立すると、クラブはガットゥーゾ監督の辞任にあわせて、スペツィアをセリエA残留に導いたビンチェンツォ・イタリアーノの招へいを発表。一転してリベリーは今季の構想から外れたことにより、フィオレンティーナを退団していた。
リベリーの去就を巡っては、本人がフィオレンティーナ退団後もセリエAでのプレー続行を熱望。また、先月末にラツィオへの移籍が噂されていたが、ラツィオはアルゼンチン代表FWホアキン・コレア(27)にかわる攻撃陣の新戦力としてエラス・ベローナからイタリア代表MFマッティア・ザッカーニ(26)を獲得していた。
その後、ベローナが選手サイドにコンタクトをとっていたが、サレルニターナが年俸150万ユーロ(約1億9500万円)+ボーナスの1年契約という条件でオファーを提示。同選手はこれを受け入れる決断を下し、両者が合意に達したという。また、リベリー本人は6日にもメディカルチェックを受ける予定となっている模様。問題がなければ正式にサインを交わすことになる。
なお、サレルニターナがリベリーに対して提示したオファーには、今季セリエA残留を果たした場合にのみ行使可能な1年の契約期間延長オプションが盛り込まれているようだ。
コメントランキング