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「強化体制の刷新を!」クルピ監督解任のC大阪、サポーターがクラブ幹部を痛烈批判

レヴィー・クルピ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は、ガンバ大阪との大阪ダービー3連戦を前にレヴィー・クルピから小菊昭雄への監督交代に踏み切っている。その中、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督退任以降のクラブ首脳陣の動きや方針に対するサポーターからの批判の声がさらに高まっているようだ。

 現在清水エスパルスを率いるロティーナは、2019年から2シーズンにわたりセレッソ大阪で守備面を中心とした戦術の浸透に成功。昨季はチームを4位に導き、今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフ出場権を獲得したにもかかわらず、昨季限りでセレッソ大阪の指揮官退任となっていた。

 そしてセレッソ大阪はロティーナの後任としてクルピ氏を再度招へい。J1リーグ開幕当初は順調に勝ち点を積み重ねていたが、5月に行われたリーグ戦6試合で3分3敗とやや下降線をたどる。その後、ACL東地区のグループステージでは4勝2分、勝ち点14の1位という結果で終え、ノックアウトステージ進出が決定。しかし、7月以降はリーグ戦で1勝4分2敗と足踏み状態となり、先月25日に行われたJ1リーグ第26節・湘南ベルマーレ戦では1-5と大敗していた。

 クラブ首脳陣は湘南ベルマーレ戦の翌日、成績不振を理由にクルピ監督と双方合意のもとで契約解除。トップチームのコーチを務めていた小菊昭雄氏の指揮官就任を発表している。

 クラブを上位に導いていたロティーナの退任以降、サポーターはクラブの決定に対して懐疑的な視線を向けていた。その中、今月1日にヨドコウ桜スタジアムで開催されたYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝1stレグ・ガンバ大阪戦では「掲げた理想から程遠い現実を見せられ、積み上げたサッカーをぶっ壊した責任はレヴィーだけなのか? クラブとして失敗を認め、強化体制の刷新を求める」という横断幕がゴール裏に掲出。梶野智チーム統括部長をはじめクラブ首脳陣の退陣を要求している。

 なお、セレッソ大阪は先月28日に行われたJ1リーグ第27節・ガンバ大阪戦では1-0と勝利したものの、1日にホームで迎えた宿敵との一戦では0-1と黒星を喫している。5日に敵地のパナソニックスタジアム吹田で大阪ダービー3戦目を控える中、多くのサポーターが不満を爆発させている。