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長谷部誠の出場機会減少に拍車が…フランクフルトがクロアチア人MF獲得発表

長谷部誠 写真提供:GettyImages

 元日本代表MF長谷部誠(37)は出場機会減少の可能性が伝えられている。その中、アイントラハト・フランクフルトは30日、クロアチア1部の強豪ディナモ・ザグレブでプレーしていたクロアチア人MFクリスティヤン・ヤキチ(24)を1年レンタルにより獲得したと公式発表している。

 ヤキチは、NKイストラをはじめクロアチア国内クラブを渡り歩くと、昨夏にディナモ・ザグレブへ完全移籍。昨季はリーグ戦で22試合、UEFAヨーロッパリーグで12試合に先発出場。そして今季は国内リーグで4試合、UEFAチャンピオンズリーグ予選で7試合に先発出場していた。

 一方、フランクフルトはドイツ人MFセバスティアン・ローデ(30)が今月に左ひざを手術。中盤センターでオーストラリア代表MFアルディン・フルスティッチ(25)とスイス代表MFジブリル・ソウ(24)がレギュラーを張る中、ローデにかわる新戦力の確保を急いでいた。そして、フランクフルトはディナモ・ザグレブからヤキチを買い取りオプション付きの1年レンタルにより獲得を決めている。

 なお、昨季までキャプテンを務めていた長谷部誠は今季、14日に行われたブンデスリーガ開幕節・ボルシア・ドルトムント戦で先発出場したものの、21日開催の第2節・アウクスブルク戦では試合終了間際の80分から出場。そして28日に行われた第3節・ビーレフェルト戦ではベンチ入りしたものの、出番は訪れなかった。

 ドイツ紙『キッカー』は先週に長谷部誠の序列低下を指摘しているが、中盤センターを本職とするヤキチの加入により、より厳しい立場に置かれるかもしれない。