ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコとクラブ間合意報道も…フィオレンティーナFWが今夏残留宣言!

ドゥシャン・ブラホビッチ 写真提供: Gettyimages

 フィオレンティーナはセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチ(21)を巡って、アトレティコ・マドリードへの移籍でクラブ間合意に至ったと報じられていた。しかし、ブラホビッチ本人が今夏残留の意思を明らかにしたようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ブラホビッチは2018年夏にセルビア1部の強豪パルチザンからフィオレンティーナに完全移籍により加入。セリエAの舞台で頭角を現すと、昨季はリーグ戦で37試合に出場して21ゴールをマーク。イタリア国内屈指の有望株として注目を集めている。また、ブラホビッチはフィオレンティーナとの契約を2023年6月まで残している。

 同選手の去就を巡っては、フィオレンティーナが選手サイドと契約解除条項の付いた新契約の締結にむけて交渉進める中、トッテナム・ホットスパー、アーセナル、マンチェスター・シティなど複数クラブが関心を寄せていた。また、今月中旬にはアトレティコ・マドリードが移籍金7000万ユーロ(約90億円)という条件でフィオレンティーナと合意に達したと伝えられていた。

 しかし、ブラホビッチ本人は28日に行われたセリエA第2節・トリノ戦後のメディアインタビューで「この夏、ビッグクラブから複数のオファーが届いた。だけど、これまで僕は(クラブに対して)退団を求めたことはないね。フィオレンティーナにとどまることを望んでいるよ」と今夏残留を明言した。

 なお、ブラホビッチは22日に開催のセリエA2021/22シーズン開幕節・ローマ戦でフル出場。そしてトリノ戦では後半に今季初ゴールをマークして、チームに勝利をもたらしている。