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守田英正、トルコ移籍濃厚と現地報道。フェネルバフチェが移籍金4億円でクラブ間合意

守田英正 写真提供:Gettyimages

 プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララに在籍する日本代表MF守田英正(26)は、以前から今夏移籍の可能性がささやかれている。その中、『Fanatik』をはじめトルコ国内の複数メディアが25日、スュペル・リグ(トルコ1部)のフェネルバフチェが同選手の獲得でサンタ・クララと基本合意に達したと伝えた。

 守田英正がCDサンタ・クララとの契約を2024年6月まで残す中、同選手の去就を巡っては、今年6月にノエビアスタジアム神戸で行われたキリンチャレンジカップ2021・セルビア戦で視察に訪れたトルコ1部の強豪ガラタサライのスカウト陣の目に留まっていたほか、ポルトガル1部のSCブラガが移籍金300万ユーロ(約4億円)という条件でオファーを提示。くわえて、サウジアラビア1部のアル・ヒラルも移籍金300万ドル(約3億3000万円)によるオファーを出したと伝えられていた。

 その中、今週に入ってガラタサライのライバルクラブであるフェネルバフチェが、守田英正の獲得へCDサンタ・クララとの交渉を進めているという。CDサンタ・クララは移籍金として400万ユーロ(約5億2000万円)を求めていたが、300万ユーロで基本合意に達しており、現在は支払い方法等について議論を交わしている模様。また、フェネルバフチェは選手サイドからも契約締結で合意を取り付けているという。

 また、フェネルバフチェは今夏の移籍ウィンドウでフォワードと左サイドバックの新戦力獲得を求めていた。しかし、チームを率いるヴィトール・ペレイラ監督が守田英正の獲得の要望をクラブ首脳陣に行っていたとのことだ。

 なお、守田英正は明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで主力としてタイトル獲得に貢献すると、今年1月にCDサンタ・クララと3年半の契約を締結。1月25日に行われたプリメイラリーガ第15節・リオ・アヴェ戦以降、リーグ戦全試合でフル出場。中盤センターに必要不可欠な戦力としてダニエル・ラモス監督から絶大な信頼を寄せられている。

 同選手は今季もここまでUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ5試合、プリメイラ・リーガ2試合で先発出場していたが、23日に行われたプリメイラ・リーガ第3節・ボアヴィスタ戦でベンチ外となっている。