Jリーグ 横浜F・マリノス

元横浜FMカイケ、豪州移籍が決定的に!中東クラブを今夏退団

横浜F・マリノスのゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに在籍した過去をもつブラジル人FWカイケは、Aリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・ビクトリーへ移籍することがほぼ確実となったようだ。12日、オーストラリアメディア『The Asian Game』のジャーナリストが伝えている。

 現在33歳のカイケは、ブラジルやデンマーク、ノルウェー、ポルトガルの複数クラブを渡り歩いた後、2016年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴから横浜F・マリノスへ完全移籍により加入。横浜F・マリノスではリーグ戦23試合に出場して4ゴールをあげていたが、練習への遅刻をはじめピッチ外で問題を抱えていたことが大きな話題を呼んでいた。

 そして、同選手はサントスやECバイーア、フルミネンセへの期限付き移籍をへて、2019年に横浜F・マリノスとの契約を解除。2019年夏にカタールSCへ加わると、昨年10月に同じくカタール国内のウム・サラルSCへフリートランスファーにより加入。移籍後はリーグ戦で15試合に先発出場して7ゴール2アシストをあげていたが、先月はじめに契約満了により退団することが公式発表されていた。

 カイケは1カ月以上にわたり無所属状態となっていたが、オーストラリアの複数メディアの報道によると、メルボルン・ビクトリーとの契約締結間近となっている模様。メルボルン・ビクトリーは昨季、リーグ戦で勝ち点19しか獲得できず最下位に終わったことから、かつてクリスタル・パレスでアシスタントコーチを務めていたトニー・ポポヴィッチを招へい。今季の巻き返しに向けて、すでに新戦力8名を迎え入れている。