リバプールのスイス代表MFジェルダン・シャチリは、すでにクラブに対して今夏退団の意向を伝えている。その中、同選手はオリンピック・リヨンとの交渉で個人合意に達したようだ。11日、フランス紙『レキップ』が報じている。
現在29歳のシャチリは、バイエルン・ミュンヘン、インテル、ストーク・シティに在籍した後、2018年夏にストークからリバプールへ完全移籍により加入。し烈なポジション争いの中、移籍1年目の2018/19シーズンにプレミアリーグで24試合に出場。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では4試合の出場にとどまったが、CL優勝に貢献していた。しかし、翌2019/20シーズン以降もレギュラー定着には至らず、2020/21シーズンはプレミアリーグで5試合、CLで1試合の先発出場にとどまると、今年3月以降のリーグ戦では大半をベンチで過ごしていた。
シャチリとリバプールの契約は2023年6月までとなっている。しかし、本人は先月末にメディアインタビューを受けた際、出場機会の確保という観点から今夏退団をクラブ幹部に申し入れ、了承を得たことを明かしている。また、同選手はラツィオが関心を寄せているという噂に対して好意的なコメントを残しているほか、ローマやナポリも移籍先候補に挙がっていた。
しかし、今週に入ってリヨンが獲得に乗り出していると伝えられると、選手サイドとの交渉で2024年6月までの3年契約により合意に達したという。ただ、リヨンはリバプールとの交渉では合意に至っていない模様。リヨンは移籍金600万ユーロ(約7億8000万円)+ボーナスという条件でオファーを提示しているが、リバプールは増額を要求。クラブ間交渉は現在も続いているとのことだ。
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