バイエルン・ミュンヘンはフランス代表MFコランタン・トリッソの売却を望んでおり、ドイツ国外の複数クラブが同選手へ関心を寄せているようだ。11日、フランス紙『レキップ』が報じている。
現在27歳のトリッソは、2017年夏にオリンピック・リヨンからバイエルンへ完全移籍により加入。移籍1年目はブンデスリーガで26試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で8試合に出場していたが、2018年9月に右ひざの前十字じん帯断裂、内側半月板の損傷という大怪我を負うと、以降はコンディション調整に苦しんでいた。また、昨季も腱断裂により長期離脱を強いられたこともあり、ブンデスリーガで16試合、CLで3試合の出場にとどまっていた。
バイエルンはトリッソとの契約を来年6月まで残しているが、ドイツ代表MFレオン・ゴレツカとの契約延長を優先する姿勢を打ち出している。また、クラブ首脳陣はすでにトリッソの今夏売却を目指す方針を固めており、1000万ユーロ(約13億3000万円)以上のオファーが届き次第、放出に応じるとのこと。同選手にはユベントスやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、それにウェストハム・ユナイテッドが興味を示しているという。
なお、トリッソはEURO2020(欧州選手権)終了後の先月26日にPCR検査で新型コロナウイルス陽性と判定。バイエルンのプレシーズントレーニングに合流できず、フランス国内での隔離生活を余儀なくされていた。
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