明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーした過去をもつ東京五輪のU24韓国代表FWファン・ウィジョは、リーグアン(フランス1部)のボルドーを退団する可能性が伝えられていたが、ひとまずチームに合流する予定となっているようだ。9日、フランス紙『レキップ』が報じている。
現在28歳のファン・ウィジョは、2019年夏にガンバ大阪からボルドーへ完全移籍により加入。移籍1年目の2019/20シーズンはリーグ戦19試合に先発出場して6ゴールをマーク。そして昨季はリーグ戦32試合で先発メンバーに名を連ねて12得点をあげるなど、主力に定着している。また、U24韓国代表の一員として臨んだ東京五輪男子サッカー競技では、グループステージ全3試合で先発出場を果たし、第3節・ホンジュラス戦ではハットトリックを達成。そして準々決勝・メキシコ戦でもゴールをあげていたがチームは3-6で敗れ、ベスト8で大会を後にしていた。
一方、ボルドーは昨季のリーグ戦を12位で終えているが、深刻な財政難に陥る中、LOSCリールの元オーナーであるルクセンブルクの実業家が買収。4100万ユーロ(約53億円)以上の資金を捻出するために主力選手の売却を行う方針を固めており、2023年6月まで契約を残すファン・ウィジョも放出候補に含まれていると伝えられていた。しかし、『レキップ』の報道によると、東京五輪での戦いを終えた同選手は今週中にもボルドーのトレーニングに合流する予定となっているとのことだ。
なお、ボルドーは今月8日に行われたリーグアン2021/22シーズンの開幕戦で昇格組のクレルモン・フットに0-2で敗れている。15日に第2節・オリンピック・マルセイユ戦が控える中、ファン・ウィジョの去就に注目が集まる。
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