
第2次世界大戦中の1945年8月9日、長崎市内に原爆が投下されたことは76年が経過した今でも次世代に語り継がれている。2021年8月9日に長崎市内の平和公園で平和祈念式典が行われる中、長崎県内にホームスタジアムを構える明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎も公式声明を発表している。
アメリカ軍による原爆投下は、広島市内と長崎市内で行われており、多数の犠牲者を出している。それから長年にわたり、原爆、戦争による悲劇を繰り返さないようにするための活動が日本国内外で行われている一方で、当時の記憶の風化を懸念する声が上がっている。
その中、V・ファーレン長崎は11時2分にクラブ公式SNSアカウントを更新。「原爆が投下されて76年。世界中が言葉や国を超え、選手たちの一生懸命なプレーを通して、勇気や希望、感動などスポーツの持つ力を感じました。愛と平和と一生懸命 サッカーのある日常に感謝し、最後の被爆地長崎のクラブとして平和の想いを発信していきます。ナガサキから世界へ」と声明を出している。
なお、V・ファーレン長崎は9日夜にJ2リーグ第24節・ツエーゲン金沢戦に臨む。選手やクラブスタッフは平和な世界で当たり前にサッカーができることに感謝した上で、東京五輪による中断期間明け初戦に臨むはずだ。
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