Jリーグ 水戸ホーリーホック

水戸DF温井駿斗がJ3藤枝へ完全移籍「自分の中ですごく葛藤がありました」

水戸ホーリーホック 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグの水戸ホーリーホックは6日、DF温井駿斗が藤枝MYFCへ完全移籍することを公式発表している。

 現在24歳の温井駿斗は、2014年にセレッソ大阪で2種登録されると、翌2015年にトップチーム昇格。しかし2016年から2シーズンはトップチームで出番がなく、U23チームの一員としてJ3リーグで多くの出場機会を得ていた。同選手は2018シーズンより栃木SCに完全移籍により加入していたが、昨季は公式戦での出場がなく、シーズン終了後に契約満了を告げられていた。

 同選手はしばらく無所属状態となっていたが、今年2月に水戸ホーリーホックと契約を締結。今季は開幕節・大宮アルディージャ戦でいきなり先発メンバーに名を連ねていたが、5月16日に行われた第14節・京都サンガ戦を最後にリーグ戦での出番はなく、ここまで9試合の先発出場にとどまっていた。

 同選手は水戸ホーリーホックのサポーターや関係者に対して「藤枝MYFCに完全移籍することになりました。今回の移籍にあたって、自分の中ですごく葛藤がありました。2月にチームが決まらない中で、練習生として練習参加して、契約をしてもらった経緯がありますし、このチームで昇格したい、このチームに貢献したい、という強い気持ちがありました」

 「その中で、出場機会が減って、今の自分が成長するためにどの選択が1番良いのか考えた時にこの決断に至りました。もう出ていくのか、と思われる方もいると思いますが、自分の決断を応援して貰えると嬉しいです。半年という短い間でしたがありがとうございました」とメッセージを送っている。

 また、藤枝MYFCへの加入については「水戸ホーリーホックから完全移籍で加入することになりました温井駿斗です。後半戦、巻き返して昇格する為に強い気持ちを持ってきました。一緒に戦いましょう!よろしくお願いします!」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

 なお、水戸ホーリーホックは温井駿斗が今月7日のトレーニングを最後にチームを離れることもあわせて発表している。