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鎌田大地、今夏フランクフルト退団の噂も「2年の契約が残っている。今は…」

鎌田大地 写真提供:Gettyimages

 日本代表MF鎌田大地は、かねてからアイントラハト・フランクフルトを今夏にも退団する可能性がささやかれている。その中、本人がドイツ紙『ビルト』の取材で自身の去就について語った。

 現在24歳の鎌田大地は昨夏にフランクフルトと2023年6月までの新契約を結んでいる。しかし、2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃したため、クラブ首脳陣は同選手をはじめ数名を放出候補に含めたと伝えられている。また、鎌田大地の移籍先候補にはセビージャやトッテナム・ホットスパーの名前が挙がっていたが、先日にはドイツメディアがトルコ代表MFハカン・チャルハノールの後釜候補としてミランへ移籍する可能性を伝えていた。

 その中、鎌田大地本人はドイツメディアのインタビューに対応。自身の去就に対する考えを問われると「この夏にステップアップして、より多くのお金を稼ぐことも可能ですし、もう1年フランクフルトに残ってより重要な存在になるという選択肢もありますね」と語っている。

 また、今夏退団報道が飛び交っていることについては「(移籍報道について)まだ監督とは話をしていません。ただ、まだここでの契約が2年残っています。今はフランクフルトでの新シーズンにむけて準備することに集中しています。開幕から良いパフォーマンスを発揮できると思いますよ」とコメント。周囲で飛び交う噂に関係なく、プレシーズントレーニングに集中していることを強調している。

 なお、鎌田大地は明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖でプロキャリアをスタートすると、2017年夏にフランクフルトへ完全移籍により加入。当初は出場機会に恵まれなかったが、2018/19シーズンにレンタル先にシント=トロイデンVVでブレイク。フランクフルトへ復帰した2019/20シーズンから主力に定着すると、2020/21シーズンは公式戦30試合に先発出場して5ゴール15アシストをマークしていた。