Jリーグ モンテディオ山形

「全部本人に聞いてほしい」戦友久保建英の活躍に山形MF山田康太が悔しさあらわに

山田康太 写真提供: Gettyimages

 東京五輪のU24日本代表はレアル・マドリードのMF久保建英がグループステージ全3試合でゴールを決める活躍もあり、準々決勝進出を決めている。その中、明治安田生命J2リーグのモンテディオ山形に所属するMF山田康太は、かつて横浜F・マリノスや世代別の日本代表でチームメイトの関係にあった戦友に関する取材を受ける中で自分自身の現状に対して悔しさを感じていることを明かした。

 現在22歳の山田康太は、2017年に横浜F・マリノスの2種登録選手になると、翌2018年に正式に横浜F・マリノスへ正式に入団。年代別の日本代表に選出され、2019年にFIFA U20ワールドカップのメンバーに選出されるなど早い時期から頭角を現し、有望株として注目を集めていた。しかし、横浜F・マリノスではリーグ戦での出場機会を増やせず、名古屋グランパス、水戸ホーリーホックをへて、今季はモンテディオ山形へ期限付き移籍により加入している。

 そんな山田康太は、親交の深い久保建英に関する質問を受ける機会が多いという。同選手は29日に自身のSNSアカウントを更新。「僕への取材内容が久保選手が久保選手が。って全部本人に聞いてほしいです。今日も長く建英の事聞かれたけど自分もサッカーで上を目指してるし多少の悔しさも持ちながらオリンピックだって応援してます。今後は個人の事だったりモンテディオについて沢山話したいし注目されたい。頑張れ日本!」と東京五輪が開催される中での心境を綴っている。

 また、モンテディオ山形は「山田康太選手の活躍について、各メディアのみなさまにインタビューいただいています。順次記事として、これからみなさまの目に触れると思います。オリンピック代表の活躍はもちろんですが、山田康太選手とモンテディオ山形にも注目頂ければと思います!」とクラブ公式SNSを通じて山田康太に関するコメントを残している。

 なお、モンテディオ山形は成績不振により石丸清隆監督を解任すると、4月末に元清水エスパルス監督のピーター・クラモフスキー氏を招へい。同氏は5月16日に行われたJ2リーグ第14節・愛媛FC戦から指揮を執っているが、ここまでリーグ戦を9勝1分と無敗をキープして東京五輪開催により中断期間へ突入。ここまで23試合を終えて勝ち点42を獲得しており、首位の京都サンガに6ポイント差まで迫っている。

 クラモフスキー監督は横浜F・マリノスのコーチを務めていた時に始動していた山田康太に対して、攻撃陣の主力として絶対的な信頼を寄せている。J1リーグ昇格を目指す中でさらなるレベルアップを図っている山田康太は、久保建英の活躍に刺激を受けているはずだ。