ボローニャに所属する東京五輪のU24日本代表DF冨安健洋は、トッテナム・ホットスパーへの移籍が有力視されていた。しかし、トッテナムがターゲットを切り替えたことにより、ここにきて再びアタランタへ加入する可能性が噂されている。26日、イタリアメディア『トゥットメルカート』が報じている。
現在22歳の冨安健洋は、ボローニャとの契約を2024年6月まで残しているが、2020/21シーズン終了後からアタランタとトッテナムが同選手の獲得レースを繰り広げていた。また、今月にはトッテナムが2000万ユーロ(約27億円)+ボーナスという条件で再度オファーを提示。両クラブはボーナスの設定額や条件面について議論を交わしていると伝えられていた。
ところがトッテナムは、ユベントスからアタランタへレンタル移籍により加入していたアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロの獲得に乗り出している模様。すでにアタランタとの交渉を行っており、5000万ユーロ(約65億円)のオファーを提示したと伝えられている。また、ロメロにはトッテナムの他にもマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているという。
一方、アタランタはロメロの後釜候補として、冨安健洋やユベントスで出場機会を失っているトルコ代表DFメリフ・デミラル、LOSCリールのオランダ人DFスフェン・ボットマンら複数名をリストアップした模様。現時点で後釜確保にむけた具体的な動きは伝えられていないが、今後の動向次第では冨安健洋の獲得に再び乗り出す可能性があるようだ。
なお、トッテナムが獲得を狙うロメロは、昨夏にユベントスからアタランタへ2年間のレンタル移籍により加入。2020/21シーズンは公式戦40試合で先発出場し、不動のセンターバックとして2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献。また、同選手は今季セリエAのDF部門における最優秀選手に選出されている。そしてシーズン終了後には、アルゼンチン代表の一員としてコパ・アメリカ2021に参戦。ひざの負傷により3試合欠場したが、決勝のブラジル戦では先発出場して優勝に貢献していた。
そして冨安健洋は東京五輪に臨むU24日本代表に選出されているが、グループステージ第1節・南アフリカ戦と第2節・メキシコ戦でベンチ外となっており、足首の負傷が伝えられている。
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