インテルはクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチを来夏にフリーで放出する可能性があるようだ。18日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在28歳のブロゾビッチは、インテルとの契約を来年6月まで残しており、現在350万ユーロ(約4億6000万円)の年俸を受け取っている。一方、インテルは2020/21シーズン限りでミランを退団したトルコ代表MFハカン・チャルハノールを獲得。チャルハノールとは年俸500万ユーロ(約6億5000万円)+ボーナスによる3年契約を結んでいる。
インテルは選手サイドとの契約延長交渉にむけた準備をしており、年俸500万ユーロによる新契約を用意している模様。ただ、ブロゾビッチは新戦力であるチャルハノールが500万ユーロ以上を受け取ることから、年俸600万ユーロ(約7億9000万円)への引き上げを求めているという。
しかし、クラブ首脳陣は選手サイドの年俸引き上げの要求には応じない姿勢を見せている模様。契約延長交渉が破談に終わった場合、フリーでの流出を避けられないという見方が広まっている。
なお、ブロゾビッチは2015年1月にクロアチア国内の強豪ディナモ・ザグレブからインテルへ加入。2020/21シーズンはセリエAで29試合、UEFAチャンピオンズリーグで4試合に先発出場。主力として2010/11シーズン以来となるセリエA優勝に大きく貢献していた。また、クロアチア代表の一員として臨んだEURO2020では、3試合に先発出場。チームは決勝トーナメント1回戦のスペイン戦で延長戦の末に敗れている。
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