明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖は9日、金明輝監督がトレーニング中に選手に対する指導で適正範囲を超えた行為に及んでいたことを受けて、同監督に対する処分を下したと公式発表している。
クラブの発表によると、金明輝監督は先月26日、トレーニングでラフプレーがあったことを受けて選手を手で押さえながら足払いをして転倒させていた。その後、先月30日にクラブスタッフがGMに報告。強化部へ確認を行った際に事実が発覚し、同監督や選手、スタッフに対する聞き取り調査を行っている。
サガン鳥栖は今回の件をJリーグに報告するとともに、金明輝監督に対して練習参加の停止、直近3試合の指揮資格停止の処分を科している。
サガン鳥栖の運営会社である株式会社サガン・ドリームスの福岡淳二郎代表取締役社長は「この度は、サガン鳥栖のファン・サポーターならびにご協賛いただいているスポンサーの皆様方そして、いつも温かい応援をしていただいている関係各位の皆様方には、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」
「サガン鳥栖は、地域の皆様方に愛され、地域の誇りとなるべく存在として活動を続けてきたなかで、今回の事案については決して看過できない行為だと認識しています。今後、発生した原因、背景などを踏まえてしっかりと襟を正し、クラブ理念である『人づくり、まちづくり、夢づくり』を実現するためにも、二度と繰り返さないという強い覚悟をもって再発防止に向けて取り組んでいくことをお約束いたします。引き続き、皆様からの叱咤激励をいただきながらクラブとして成長していく所存ですので、変わらぬ応援、ご声援をよろしくお願い申し上げます」と声明を出している。
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