ラツィオは9日、シモーネ・インザーギ氏の後任として元ユベントス指揮官のマウリツィオ・サッリを招へいしたと公式発表している。
サッリ氏はチェルシーでUEFAヨーロッパリーグのタイトルを手に入れると2019年夏にユベントスの指揮官に就任。昨季にセリエA優勝を果たしたものの、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退したことにより、わずか1シーズンで解任されていた。また、ユベントスとの契約期間は来年6月までとなっているが、ユベントスは今月に250万ユーロ(約3億3000万円)を支払って契約を解消する方針を固めている。
一方、ラツィオはシモーネ・インザーギ体制のもとでセリエA上位争いを演じていた。また2018/19シーズンにはコッパ・イタリア優勝を成し遂げると、昨季はスーペルコッパ・イタリアーナでユベントスを下してタイトルを獲得。今季もリーグ戦6位で終えており、来季UEFAヨーロッパリーグ予選2回戦の出場権を確保。シーズン終了後にはインザーギ監督と契約更新を行うものとみられたが、同監督がインテルからのオファーを受け入れたことにより、今季限りでクラブを去っていた。
ラツィオは先月末からサッリ氏と交渉を行った末、2年契約によりサインを交わしている。また、年俸は300万ユーロ(約4億円)であるほか、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合には100万ユーロ(約1億3000万円)のボーナスを受け取るという条項も盛り込まれているようだ。
ナポリ、チェルシー、そしてユベントスで実績を積み重ね、セリエAでの監督業を再開したサッリ氏の采配に注目が集まる。
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