
アトレティコ・マドリードはウディネーゼのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルを巡るセリエA複数クラブとの争奪戦を制する可能性が高いようだ。6日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
現在27歳のデ・パウルは、2016年夏にバレンシアからウディネーゼに加入。移籍1年目から公式戦33試合に先発出場して主力に定着すると、中盤や前線に近いポジションでチームをけん引する存在に成長。今季もセリエAで36試合に先発出場して9ゴール10アシストをマークしているほか、大半の試合でゲームキャプテンを任せられていた。
デ・パウルはウディネーゼとの契約期間を2024年6月まで残しており、本人もウディネーゼ残留を望んでいることを先日クラブ公式チャンネルを通じて明かしていた。しかし同選手の去就を巡っては、かねてからユベントスやミラン、ローマ、ナポリなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せている。
その中、アトレティコ・マドリードはスペイン代表MFサウール・ニゲスに今夏退団の可能性がある中、デ・パウル獲得へ移籍金2000万ユーロ(約26億円)を用意しているほか、今季グラナダへレンタル移籍していた20歳のアルゼンチン人DFネウエン・ペレスを交渉材料に盛り込む模様。
ウディネーゼは移籍金として少なくとも4000万ユーロ(約53億円)を求める構えを示しているが、イタリア国内のクラブがウディネーゼの要求額を用意できない可能性が高いため、アトレティコ移籍が有力視されているようだ。
ウディネーゼの中心選手として数シーズンにわたりクラブを支えてきたデ・パウルだが、5年ぶりとなるラ・リーガ復帰に近づいているかもしれない。
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