Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島からレンタル中のブエノ、ブラジル1部退団が確実に!指揮官が構想外を示唆

鹿島アントラーズのブエノ 写真提供:GettyImages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロへレンタル移籍していたブラジル人DFブエノは、レンタル期間満了に伴い今年6月でアトレチコ・ミネイロを退団することがほぼ確実となっているようだ。28日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 ブエノは昨夏に鹿島アントラーズからアトレチコ・ミネイロへ1年レンタルにより加入。しかし、2020シーズンはリーグ戦9試合の出場にとどまると、今年に入ってコパ・リベルタドーレスのグループステージやカンピオナート・ミネイロの試合で一度もピッチに立っていない。

 また、アトレチコ・ミネイロは元アルゼンチン代表指揮官のホルヘ・サンパオリと今年2月下旬に契約解除。現在はアレクシ・スティバウ氏がチームを率いているが、ブエノが同氏の構想から外れていると伝えられていた。

 ブエノの取引では、アトレチコ・ミネイロがレンタル料として鹿島アントラーズに150万レアル(約2900万円)を支払っているほか、650万レアル(約1億2600万円)の買い取りオプションが付帯されている。ただ、『グローボ』はアトレチコ・ミネイロ首脳陣が買い取りオプションを行使する可能性は限りなく低いと主張している。

 くわえて、アレクシ・スティバウ現監督はブラジルメディアの取材でクラブの陣容について質問を受けた際、ブエノについて「彼に今後どうなるのか私には分からない」と語っており、退団が既定路線であることをほのめかしている。

 かねてから鹿島アントラーズ復帰の可能性がささやかれるブエノだが、相馬直樹監督が同選手を構想に含めているかどうか気になるところだ。