
スペイン勢初の欧州女子CL制覇「バルサ女子の強さ教えます!」
ミラ監督が「早朝4時に起きて観た」のは、現地時間5月16日(日曜)に行われたUEFA女子チャンピオンズリーグ(CL)決勝。チェルシーレディースを4-0と快勝で下し初優勝を飾ったのは、バルセロナの女子チームであるバルセロナ・フェミニ。スペイン勢としては女子CL初優勝の快挙だった。
今季のバルサ・フェミニは、国内リーグをここまで28戦全勝。139得点7失点という“トンデモ”な記録尽くめのシーズンを送り、すでにリーグ優勝を決めている。決勝進出を決めているコパ・デ・ラ・レイナ(国内カップ)との3冠も期待されている。
「女子CL決勝はとても良いゲームでした。試合前の段階ではチェルシーの方がより組織的でカウンターに優れているチームなので、バルセロナも難しいんじゃないか?と思っていましたが、予想に反してバルセロナが良かったですね。
バルセロナは2年前の決勝で、フランスのオリンピック・リヨン・フェミナンに4-1で敗れていました。その時に、彼女たちと監督やコーチ、フィジカルコーチ、分析担当スタッフなど全員が揃って話し合った結果『フィジカル面で差があった』と敗因を突き止め、それをチーム全員が共有していたのです。2年間、ほぼメンバーも変わらずにトレーニングメニュー1つから突き詰め、継続して培った努力の成果が、このCL優勝に繋がっているのです」
―欧州大会での成功を考えると外国籍選手の獲得や、女子CLのレベルアップによって鍛えられた部分もあると考えられますか?
「他国リーグのチームとの試合も大事だと思います。ただ、私はスペインの女子リーグ自体のレベルアップが大きいと考えています。例えば、かつては1強状態だったバルセロナが、国内ではアトレティコ・マドリード・フェメニーノに3連覇(2016-2017シーズンから)を許すなど、リーグ全体のレベルアップが導いた結果だと考えています。
日本も秋から女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』がスタートしますが、まずはWEリーグ全体のレベルアップを図ることが代表チームの強化に繋がると思いますよ」
―ちなみに私はバルセロナでプレーするスペイン女子代表DFマッピ・レオン選手のプレーが好きなのですが、鈴鹿に欲しいタイプの選手じゃないですか?
「左利きの良いセンターバックだと思いますよ。鈴鹿に?スタメンでプレーできるかもしれません(笑)」
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