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レアル、CL準決勝チェルシー戦前にクロースがジダン監督の去就に「来季も我々の指揮官」

トニ・クロース 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロースは5日に控えるUEFAチャンピオンズリーグ準決勝チェルシー戦2ndレグの前日記者会見に出席した際、ジネディーヌ・ジダン監督の去就に言及した。4日、スペイン紙『マルカ』など複数メディアが報じている。

 現役時代にもレアル・マドリードでプレーしていたジダンは、2016年1月に下部組織の指揮官からトップチームに昇格すると、2017/18ーズンまでにわたりUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を果たしていた。その後、一旦クラブを離れたものの、2019年3月に再度招へいされ、昨季はリーグ優勝を成し遂げていた。

 しかし、今季は序盤に不安定な戦いぶりを露呈すると、今冬にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)やスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパーカップ)で敗退。リーグ戦でも首位アトレティコ・マドリードから引き離されていたことから一時は今季途中での解任が噂されていたが、現在はUEFAチャンピオンズリーグでベスト4まで駒を進めているほか、リーグ戦でも首位アトレティコから2ポイント差まで迫っている。

 ジダン監督とレアル・マドリードの契約期間は2022年6月まで残っている。その中、クロースはチェルシー戦2ndレグの前日記者会見において同監督の去就について質問を受けると「彼は来季も我々の指揮官であると思っているよ。彼はまだ契約を残しているからね」と続投を望んでいることを明かしている。

 なお、レアル・マドリードは先週なかばに行われたチェルシー戦1stレグを1-1のドローで終えている。すでにマンチェスター・シティが決勝へ駒を進めている中、2017/18シーズン以来となるUEFAチャンピオンズリーグ優勝にむけてロンドンでの大一番に臨む。