ベネベント戦に臨むミラン、CB陣で先発メンバー入れ替えか！来季CL出場権獲得へテコ入れ

　ミランは5月1日にセリエA第34節・ベネベント戦に臨むが、この一戦でステファノ・ピオリ監督はセンターバック陣での先発メンバーで大きな決断を下す可能性があるようだ。29日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』をはじめ複数メディアが報じている。

　ミランは今月下旬にスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを負傷離脱で欠く中、サッスオーロ戦とラツィオ戦で連敗を喫している。また、ミランはここまで勝ち点66を獲得しているが、インテルから13ポイント差を付けられておりスクデット獲得の可能性はほぼ消滅。2位のアタランタと2ポイント差となっているほか、ユベントスやナポリとは勝ち点で並んでおり、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権をかけた争いの真っ只中にいる。

　勝ち点を落とすことが許されない中でベネベント戦を迎えるミランだが、ピオリ監督はイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリを先発メンバーに復帰させることを検討している模様。2018/19シーズンからキャプテンを務めている同選手は今年2月の公式戦で低調なパフォーマンスを露呈すると、先月中旬にふくらはぎの負傷により戦線離脱。今月中旬に開催された第31節・ジェノア戦で復帰したものの、直近のリーグ戦3試合では先発メンバーに名を連ねていなかった。

　なお、ベネベント戦ではチェルシーから半年間のレンタル移籍により加入しているイングランド代表DFフィカヨ・トモリがベンチスタートとなるものとみられる。ミランはこの後にユベントスやアタランタとの直接対決を控えているだけに、主将であるロマニョーリのコンディションが今後の行方を左右する要素のひとつとなりそうだ。