ネイマール、東京五輪オーバーエイジ枠で出場の可能性にブラジル代表監督「私の構想の一部」

　パリ・サンジェルマン（PSG）のFWネイマールは今夏開催予定の東京五輪サッカー競技にブラジル代表の一員として出場する可能性があるようだ。22日、スペイン紙『スポルト』など複数メディアが報じている。

　ネイマールは2010年8月にブラジル代表でのデビューを果たすと、2012年のロンドン五輪では銀メダルを獲得。その後、2016年にリオデジャネイロで開催されたオリンピックではオーバーエイジ枠で出場し見事チームを優勝に導いている。また、同選手はバルセロナで2014/15シーズンにラ・リーガ、コパ・デル・レイ（スペイン国王杯）、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を成し遂げると、現在所属しているPSGでもすでに3度のリーグ優勝を果たしている。

　一報、ブラジル代表は東京五輪サッカー競技のグループステージでドイツ、コートジボワール、サウジアラビアと対戦することが決まっているが、代表チームを率いるアンドレ・ジャーディン監督はネイマール招集の可能性について「何の疑いもなく、東京オリンピックにむけてチームを構築し始めた段階からネイマールは私の構想の一部だ」

　「彼は代表チームの中心選手であり、最も優れたブラジル人のフットボーラーだ。どんな試合でも均衡を破るようなプレーができる。彼自身のキャリアで最盛期を迎えている。彼が複雑な状況にあることは私も理解している。（招集の可否について）ブラジルサッカー連盟、PSG、そして彼自身によって決断が下される」と語った。

　リオデジャネイロオリンピックにつづく2大会連続での金メダル獲得を狙うブラジル代表だが、オーバーエイジ枠の使い方に今後注目が集まる。