
明治安田生命J2リーグのFC岐阜や徳島ヴォルティスに在籍し、昨季まで愛媛FCに在籍していたスペイン人MFシシーニョが自身のSNSアカウントを通じて現役引退を否定した。
シシーニョはバレンシアの下部組織でフットボールキャリアをスタートさせると、スペインの世代別代表に選出。ただ、バレンシアではトップチームへ昇格できず、レアル・バジャドリードやオサスナなどスペイン国内の複数クラブを渡り歩く。そして2015年以降は韓国やポーランド、ギリシャのクラブに在籍し、2017年にFC岐阜へ加入。Jリーグ挑戦初年度にして主力として公式戦39試合に出場すると、翌2018年には徳島ヴォルティスへ完全移籍。しかし、2019シーズンの開幕前の負傷により出場機会が激減。昨季在籍した愛媛FCでもリーグ戦わずか1試合の出場にとどまり、昨年12月に契約満了を告げられていた。
同選手の去就については今月に入って一部のスペインメディアは現役引退の可能性を報じていたが、シシーニョ本人は14日に自身のSNSアカウントを通じて「言いたいことがあります。引退するつもりではないです。また日本に住む為にまた日本でサッカーする為に一所懸命頑張っています。日本で活躍することという夢が5年前叶いましたが十分じゃないです。今持ってる目的と夢は同じででピッチに戻ることです」と現役続行の姿勢を示している。
徳島ヴォルティス在籍時の度重なる負傷によりコンディション調整に苦悩していたシシーニョだが、多くのファンが再びJリーグの舞台でプレーすることを強く望んでいるはずだ。
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