明治安田生命J1リーグの浦和レッズは31日、日本代表DF橋岡大樹がジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVVに期限付き移籍することを公式発表している。
浦和レッズの下部組織出身である橋岡大樹は2018シーズンからトップチームに昇格すると、4月に堀孝史にかわり大槻毅が指揮官に就任した直後にJ1リーグでのデビューを果たすなど、大槻毅監督のもとで着実に出場機会を増やしアピールに成功。2019シーズンは公式戦19試合の出場に終わったが、この年の12月に日本代表に初招集される。そして2020シーズンはJ1リーグで31試合に先発出場するなど右サイドでレギュラーに定着していた。
同選手は自身のフットボールキャリアで初めての海外挑戦が実現したことについて「このたび、ベルギーリーグ1部のシント=トロイデンVVに期限付き移籍することとなりました。僕は、浦和レッズのファン・サポーターに出会うことができて、本当に幸せ者だと思っています。小さい頃から浦和の街で育ち、ジュニアユース、ユース、そしてトップチームの9年間、浦和レッズに育ててもらいました。ベルギーで苦しい時期があるかもしれませんが、そのときは浦和レッズのファン・サポーターのみなさんの顔を思い出して、がんばりたいと思います。ベルギーで、僕が浦和レッズで培ってきたものを全力で出し切って、ヨーロッパで活躍できるよう、がんばります。そして、僕は浦和という街が本当に大好きなので、絶対に恩返しをします。今後も、橋岡大樹、そして浦和レッズを応援よろしくお願いいたします」とクラブ関係者やサポーターへメッセージを送っている。
また、浦和レッズの西野努テクニカルダイレクターは「この時期の移籍は、チームとしては決して理想的なタイミングではありませんでした。しかし、アカデミーから浦和レッズで育った橋岡選手にはさらに大きく成長し、世界で活躍する選手になってもらいたいと強く願っています。そして、橋岡選手の今後の躍進に負けないよう、浦和レッズをさらに強く魅力的なチームにしていきたいと思います」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残した。
なお、浦和レッズは同選手の期限付き移籍期間が2021年1月30日から2022年6月30日までであることもあわせて発表している。
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