明治安田生命J1リーグの徳島ヴォルティスで今季から指揮を執るダニエル・ポヤトス氏はレアル・マドリードU-19でプレーするMF中井卓大を高く評価しているようだ。18日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。
中井卓大は2013年にわずか9歳にしてレアル・マドリードの下部組織に入団。トッププレーヤーとのし烈な競争に勝ち続けて今季からU-18に在籍しているが、UEFAユースリーグに臨むU-19チームの登録メンバー入りを果たすと、昨秋にはジネディーヌ・ジダン監督の率いるトップチームのトレーニングに参加するなど、監督やコーチングスタッフから一目置かれる存在だ。
一方、ポヤトス氏は2014年夏から3シーズンにわたりレアル・マドリードU-18の監督を務めていたほか、2018年夏からはU-19チームを率いた経験がある。同氏は中井卓大について質問を受けると「彼にはつねに注目していた。日本人ではあるが、マドリードでキャリアを積み重ねてきた。(ピッチでのパフォーマンスは)非常に際立っているし、この上なく素晴らしい技術を兼ね備えている。それにレアル・マドリードがどのようなクラブであるのか理解している」と語った。
現地ではピピという愛称で親しまれている中井卓大だが、トップチームでのデビューはそう遠くない時期に実現するかもしれない。
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