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J1神戸、ブラジルU20代表FW巡るフラメンゴとの取引内容が明らかに!ACL出場時には…

ヴィッセル神戸のサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸への加入が決定的となったブラジルU-20代表FWリンコウンに関して、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフラメンゴとの取引内容が明らかになったようだ。15日、ブラジルメディア『UOL』が報じている。

 リンコウンを巡っては、アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)のFCシンシナティとヴィッセル神戸がフラメンゴに対して獲得オファーを提示。両クラブの争奪戦が展開される中、先週末には「2021シーズン全公式戦の50%以上に出場した場合には250万ドル(約2億6000万円)による買い取り義務が発生する条項が付帯された50万ドル(約5200万円)による1年レンタル」という条件でヴィッセル神戸とフラメンゴが合意間近と伝えられていた。

 ところが今週に入るとFCシンシナティが350万ドル(約3億6400万円)まで増額して再度オファーを行ったことにより、シンシナティ行きの可能性が高まっていた。ただ、ヴィッセル神戸は完全移籍に切り替えた上で再びオファーを提示した後、リンコウンの行き先はアメリカではなく日本に決まったという報道が一斉に飛び交っている。

 その中、複数のブラジルメディアが伝えるところによると、今回の取引においてヴィッセル神戸は保有権の75%を買い取るかわりに移籍金として275万ドル(約2億8600万円)を支払う模様。また、ヴィッセル神戸はリンコウンを他クラブに売却する場合に移籍金の25%をフラメンゴに支払うほか、AFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合にはボーナスとして25万ドル(約2600万円)を支払うオプションが付帯されている。

 そしてヴィッセル神戸とリンコウンの契約期間は3年であるものの、2年の延長オプションが盛り込まれており、年俸は80万ドル(約8300万円)に設定されているようだ。なお、リンコウン本人は15日に自身のインスタグラムアカウントにおいてブラジルを出発する際の動画をあげていることから、近日中に来日するものとみられる。