Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ、ブラジル1部の主力MFピトゥカ獲得が確実に!サントス社長が明言

鹿島アントラーズのサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスに所属するMFジエゴ・ピトゥカの獲得が決定的となったようだ。15日、ブラジルメディア『globe.com』や『UOL』などが報じている。

 ピトゥカの去就を巡っては、鹿島アントラーズが昨年11月に640万レアル(約1億2500万円)により保有権の50%を買い取るという条件でオファーを提示したものの、サントス側はこれを拒否。その後、鹿島は820万レアル(約1億6600万円)まで増額したが、サントスのオーランド・ロロ社長がコパ・リベルタドーレス優勝という目標がある中での戦力ダウンを嫌ったことにより、一度破談に終わっていた。

 しかし、今月13日に行われたコパ・リベルタドーレス準決勝2ndレグのボカ・ジュニアーズ戦を3-0と勝利し決勝進出を決める前から鹿島アントラーズはサントスとのクラブ間交渉を再開。選手サイドが今冬Jリーグ挑戦を強く望んでいることもあり、ブラジルの複数メディアは今冬サントス退団が確実になったと伝えている。

 くわえて2021年からサントスの社長に就任したアンドレス・ルエダ氏は15日に行われた記者会見において「ピトゥカの獲得オファーについては12月に一度評議会で議論にあがったが、その時は放出しない意向に固まっていた。ただ、選手本人にとって良いオファーだったので、我々は結局彼ら(鹿島アントラーズ)と移籍金額について交渉することになった。彼らは50%の保有権を手に入れるために移籍金を支払う」

「我々は彼の退団を望んでいなかった。しかし、彼のフットボールキャリアにおいてさらなるレベルアップを図るのに適切な時期である。ただ、コパ・リベルタドーレス決勝が終わるまで彼はここにとどまる」と語っており、2月以降にピトゥカを鹿島アントラーズへ放出することを明言した。昨年11月からのクラブ間交渉で二転三転したものの、サントスの主力MFをほぼ手中に収めた鹿島アントラーズ幹部は胸をなで下ろしているかもしれない。