Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ、ブラジル人MFカイキ獲得の背景が明らかに!移籍金は1.2億円以上にも

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズは12日、サウジアラビアのアル・シャバブFCからMFアルトゥール・カイキが完全移籍により加入することを公式発表しているが、ブラジルメディア『globe.com』がその舞台裏について伝えている。

 カイキは2010年にイラチSCでプロデビューを飾った後、2012年にロンドリーナECに加入。その後、数度のレンタル移籍等をへて2018年8月にサウジアラビアのアル・シャバブFCへ完全移籍。そして昨年8月にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロへレンタル移籍により加わると公式戦27試合に出場し4ゴール1アシストをあげている。

 クルゼイロはカイキのレンタル移籍期間が2021年1月末に満了を迎える中、完全移籍による同選手の獲得を試みたものの、保有元のアル・シャバブが120万ドル(約1億2500万円)を要求したことによりこれを断念していたものとみられ、鹿島アントラーズはこの要求を満たしたと考えられる。

 なお、鹿島アントラーズは昨年11月から年末にかけてサントスに所属するMFジエゴ・ピトゥカの獲得に乗り出していたものの、クラブ間交渉は破談に終わっていた。中盤を新戦力確保が優先課題となっていた鹿島アントラーズとしては、ピトゥカ獲得失敗時のプランBとしてカイキに白羽の矢を立てたのかもしれない。