エバートンのカルロ・アンチェロッティ監督はローマへレンタル移籍する可能性が噂されるMFベルナルジについて残留をほのめかすコメントを残しているようだ。9日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
ベルナルジは2018年夏にウクライナの強豪シャフタール・ドネツクを退団後、フリーでエバートンに加わっているが、今季はここまでプレミアリーグで6試合の出場にとどまっている。同選手の去就を巡っては、かつてドネツクでともに仕事をして現在はローマを率いているパウロ・フォンセカ監督が再会を望んでいる模様。また、ベルナルジの代理人がすでにローマ入りしているほか、年俸250万ユーロ(約3億2000万円)の3年契約でサインを交わす予定であると伝えている。
その中、アンチェロッティ監督は9日に行われた記者会見にてベルナルジに関する質問に対して「もし本人がここに残りたいのであれば、我々は退団を強制することはない。今のところ彼はここで幸せだ。確かに出場時間はそこまで多くないが、彼が我々に退団の意思を示したことはないし、我々も彼を放出したくない」とコメントを残している。
なお、一部メディアの報道によると、現在ローマからエバートンへレンタルにより加入中のスウェーデン代表GKロビン・オルセンを交渉材料に盛り込む可能性もあったが、アンチェロッティ監督の言葉が物語るように実現には至らなさそうだ。
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