セリエA インテル

インテルで構想外のナインゴランにセリエA複数クラブが新たに関心。本人の希望は…

ラジャ・ナインゴラン 写真提供:GettyImages

 インテルの元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランに対して、新たにセリエAの複数クラブが関心を寄せているようだ。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 ナインゴランはアントニオ・コンテ監督の構想外となると昨夏に1年レンタルでカリアリへ復帰。公式戦29試合に出場し6ゴール7アシストと本来のパフォーマンスを取り戻すと、今夏にインテルへ戻っている。しかし、今季はここまで公式戦わずか5試合の出場にとどまっており、11月下旬以降は筋肉系の負傷により戦列を離れている。また、同選手の去就を巡っては、すでにインテルのピエロ・アウシリオSD(スポーツディレクター)が退団に近づいていることを明かしている。

 インテルと2022年夏まで契約期間を残しているナインゴランの移籍先候補にはカリアリの名前が再びあがっているが、ここにきて新たにフィオレンティーナとサッスオーロが加わっており、両クラブともにインテル幹部へコンタクトをとっている模様。しかし、本人はあくまでもカリアリ復帰を最優先に考えているものとみられる。

 なお、先日の報道ではナインゴランがカリアリに復帰する場合、インテルはベルギー代表FWロメル・ルカクのバックアッパーとしてFWレオナルド・パボレッティを交渉材料に盛り込むことを要請する可能性があると伝えられていた。コンディション回復に努めているナインゴランだが、今シーズン後半戦で本来のパフォーマンスを取り戻すためのチャンスを得ることはできるのだろうか。